書籍はメディアへのパスポートともいわれており、複数のメディアを活用した認知向上するといわれているのを真に受けました。
取り上げるか否かの判断は非常に難しいものです。
その企業の仮説は正しいのか、データは正確か、どれほど有益な情報なのか、掲載可否の判断ができません。
しかし、特定分野において書籍を出版した著者の情報や、書籍化されたコンテンツであれば、メディア側は信頼できる情報・専門家として掲載の判断ができるようになります。
出版実績のある専門家は多くのメディアに取り上げられることとなり、結果として長期的な露出の機会を得ることになります。
一時的な認知向上であれば広告枠への出稿で成果を上げることができますが、長期的な効果としては実績と信頼性を持たせられる出版が高い効果を発揮します。
「交際クラブ」「愛人」「援助交際」「デートクラブ」… ここ数年ではコロナ禍の影響もあり「パパ活」という言葉も一般的になりました。
「交際クラブ」=「愛人マッチングサービス」としてまだ多くの人がネガティブな印象を持っているのではないでしょうか。
ただ、実はそんな後ろ暗いことではないのです。
「パパ活」的な事は日本だけではなく、世界でも昔から行われています。
14世紀のヨーロッパでは音楽家や画家、小説家などの芸術家には貴族からの援助が一般的でありました。
いわゆる「パトロン」です。
今の日本でも「交際クラブ」は「援助交際」とは違い、違法なものではありません。
「デートクラブ条例」が定められており、合法です。
著者は日本最大手の「交際クラブ」を運営する経営者。
そしてプロモーションのために生み出したのが「パパ活」という言葉です。
音大を卒業し、様々な職を経て今の仕事を行っています。
本書では学生から敬遠されそうな業界でありながら、
新卒の応募者が700人を超える会社にまで成長させた著者の様々な苦労やチャレンジなどをあますことなくまとめてあります。
「交際クラブ」という、決して日の当たらないダークなイメージの組織が、どんなふうに生き残ってきたのか、知っていただければと思います。
ISBN:978-4-7745-1942-5
発売日:2022/5/20
サイズ:208ページ
今回の書籍を発刊するにあたり、三名の著名な方へ書評を書いていただきました。
ユニバース倶楽部への忖度など一切関係のない正直な感想を書いてい頂きました。
半透明の世界で、正直に・ひたむきに走り続ける者たちの奮闘記
社会学者 坂爪 真吾
「交際クラブ」という言葉から、あなたはどのような世界をイメージするだろうか。
映画に出てくるヤクザのような強面の男性たちが、
何も知らない若い女性たちを言葉巧みに騙して搾取する世界を想像するかもしれない。
あるいは、事業や投資で一山当てた好色の資産家たちが、
タワマンで美女を侍らせて高級なワインを飲む世界を想像するかもしれない。
いずれにせよ、「交際クラブ」という言葉からは、どこか後ろめたく、
仄暗いイメージしか浮かんでこないのではないだろうか。
しかし、本書『なぜ交際クラブ運営会社に新卒700人のエントリーがあるのか』(木田聡・現代書林)で描かれているのは、
そうしたダークなイメージとは180度異なる、真面目な人たちの・真面目な人たちによる・真面目な人たちのための、
至極真っ当な経営論である。
本書は、ミュージシャンの夢に挫折した男性が、テーマパークでの派遣の仕事やAVプロダクションの営業・総務を渡り歩きながら、
偶然の成り行きの中、たった一人で始めた交際クラブ事業を、
会員数1万人を超える業界最大手の会員組織にまで成長させたサクセス・ストーリーを記した一冊である。
交際クラブの運営側から見た、クラブで成功する男性・女性の特徴、クラブの上手な利用方法なども描かれており、
「不倫や訴訟など、いざという時に女性を守れることも含めてパパ活」など、
実際に交際クラブを利用している男女にとって役立つ情報や箴言も多数収録されている。
しかし、そうしたパパ活お役立ち情報は、本書のメインディッシュではない。
本書の内容を一言で要約すると、「反社会的なイメージに囚われてきた事業が、一定の社会性を獲得するまでの奮闘記」である。
起業当初は、キラキラした企業理念や社会貢献などのきれいごとについては一切考えず、まずは会社を潰さないことだけを考える。
「できるかどうか」「成功するかどうか」ではなく、目の前にあるやるべきことを一つ一つこなしていくことに専念する。
「売上は多く」「経費は少なく」をベースに、データを基にして、一つ一つの事務作業を愚直に繰り返す。
反社会的なイメージの強いビジネスが社会性を獲得するためには、こうした地味で気が遠くなるような作業を弛まずに繰り返すしかない。
本書の中で、著者の木田氏が社員募集の求人を出してもらうためにハローワーク渋谷の所長に直談判したり、会員の信頼を得るために、
自分とクラブの状況をさらけ出すブログをひたすら書く、などの泥臭いエピソードが多数出てくる。
会社としての規模は比較にならないが、私自身、重度身体障害者に対する射精介助サービスを行う団体を立ち上げて、木田氏と同じように、
世間の偏見の中で悪戦苦闘した経験がある。
サービスの広告掲載を断られ、求人広告の掲載も断られ、銀行では口座開設を断られ、法人の設立認証も3回落とされて、
NPO法人を設立することすらできなかった。
そうした中で、毎日ブログを更新して、まだ見ぬ利用者やスタッフ希望者、そして社会に対して発信を続けた。
日陰の存在であった交際クラブを、日の当たる場所に出すために奮闘した著者の記録は、自分の信じる道での起業を志す全ての人にとって、
大いに参考になるはずだ。
本書の終盤で、木田氏は、これからはマッチング中心のプラットフォーム企業になることを目標にすると宣言している。
原始的な現金商売だった性風俗産業は、1990年代後半のインターネットの普及以降、高度なITビジネスへと変貌を遂げた。
繁華街に店舗を構えていたヘルスは、ウェブ上で集客・求人を行う無店舗型のデリバリーヘルスになり、
電話によるテレクラは、パソコン・携帯による出会い系サイト、そしてスマホのアプリへと進化していった。
その過程で、恋愛も、結婚も、愛人も、風俗も、まずウェブ上で好みの相手を選ぶこと・相手から選ばれることが当たり前になった。
その結果、マッチングの速度と精度はかつてないほどに向上し、「マッチングを制するものが世界を制する」時代になった。
マッチングビジネスの安全性を確立することには、大きな社会的意義がある。コロナ禍による経営の悪化に伴い、
風俗業界では「マッチング型」のデリヘルが増えている。
お店を介さずに、女性と直接やり取りができることを売りにしているが、実際は、女性にお客との予約や代金回収のコスト、
盗撮や性暴力の被害に遭うリスクを全て押しつける形になっている。
そうした「事業者のコストを減らすためだけのマッチング」では、利用者側の安心や安全は守れない。
マッチングを「危険なもの」「胡散臭いもの」と頭ごなしに否定・規制するだけでなく、
マッチングの過程で不幸な被害や事件が起こることを未然に防ぐため、システムの安全性と信頼性、社会性を高めていく作業は必要不可欠だ。
そうした中で、マッチング中心のプラットフォーム企業になることを目指すユニバース倶楽部のこれからは、注目に値する。
一方で、交際クラブを含めた既婚者を絡めたマッチングビジネスの世界は、誰もが諸手を挙げて賛成できる世界ではないことも確かだ。
現行の一夫一婦制の婚姻制度、及び不倫をした男女に対する法律的・社会的な制裁がある限り、
既婚者を絡めたマッチングビジネスが完全に日の当たる世界に出ることはないだろう。
ユニバース倶楽部では、「正直」「透明」「ひたむき」という社訓を掲げている。
その反面、木田氏を含め、代表や社員が実名ではないという現実がある。
「どこが正直やねん」というツッコミが飛んできそうだ。
一方で、この世界の難しさは、ただ正直になれば、何でもかんでも透明にすればよいわけではない、という点にある。
正直に振る舞うことで、逆に社員や会員の利益、そして心身の安心と安全を守れなくなることもある。
交際クラブの世界は、テーマパーク同様、夢を売る世界である。
言い換えれば、「お金を払ってでも騙されたい人たち」が集まる世界だ。
そうしたファンタジーの世界で、バカ正直に生の現実を見せることは、誰の利益にもならない。
コロナ禍の歓楽街では、国からの休業要請に従って正直に休業したお店からは女性とお客が離れてしまい、
休業要請に従わず営業を続けていたお店に女性とお客が集まった。
その結果、正直にやっていたお店は潰れ、正直ではなかったお店が生き残ることになった。
法令や公序良俗を遵守する重要性は言うまでもないが、グレーゾーンの世界では、なんでもかんでも正直・透明にしてしまうと、
働く人たちの権利や安全を守ることができず、結果的にさらに多くの不幸や犠牲を生んでしまう、というジレンマがある。
正直・透明であることと、働く人たちの権利や安心・安全を守ること、どちらを優先するか。
この問いに対して、明快な答えを出すことは難しい。
ただ、その答えは、正直・透明を実現することそのものではなく、それらの実現を目指して歩み続ける中で、
事後的に見出されていくのではないだろうか。
半透明にしかなれない世界、あるいは半透明であるべき世界で、不透明にならないよう、
正直に、ひたむきに走り続けること。
その先に、表面的なイメージやジレンマを超えて、経営者・社員・会員、関わる人すべてが胸を張れる世界が待っているはずだ。
書評者 PROFILE
社会学者
一般社団法人ホワイトハンズ代表理事
新しい「性の公共」をつくるという理念の下、重度身体障がい者に対する射精介助サービス、
風俗店で働く女性のための無料生活・法律相談事業「風テラス」などを運営している。2014年社会貢献者表彰。
著書に「パパ活の社会学 援助交際、愛人契約と何が違う?」、「はじめての不倫学 「社会問題」として考える」など。
ユニバース倶楽部木田聡代表と初めて会ったのは2005年だったと思う
ノンフィクションライター 中村 淳彦
当時、木田さんはAVプロダクションの営業マンで、筆者はコンビニ売りの男性娯楽月刊誌の編集を任されていた。
木田さんが所属していたのは最大手プロダクションで、膨大な所属モデルがいて誌面に出演する女優を紹介してもらっていた。
当時、木田さんは新人という扱いだった。
誰かに紹介されたとき、品性ある真面目な人という印象だった。
他社のAVプロダクションにはいないタイプで、どうしてそのような産業に従事しているのか疑問だった。
アダルトビデオは社会から排斥された人々が集まる世界であり、品性のある木田さんはあきらかに浮いていた。
ずっと間違って入ってしまったのだと思っていた。
本書によると音楽大学卒業後、テーマパークのサラリーマンとなり、AVプロダクションに転職とある。
プロミュージシャンを諦めて、人生を試行錯誤していたようだ。プロダクションは急拡大して最大手に成長していく過程だった。
木田さんは営業からバックオフィスに移動となり、社内のシステムつくりに尽力して能力を認められ、ユニバース倶楽部創業につながっていく。
当時、AV業界は荒れていた時期だった。周囲にあまりにもトラブルが多かったので、
筆者は一方的にプロダクション関係者を警戒して距離を置いていた。木田さんとも、仕事はしても仲良くなることはなかった。
誌面にモデルが必要なときに木田さんに連絡すると、すぐに、要望通りに、クオリティー高い女性がキャスティングされた。
実は今年に入ってから、当時木田さんから紹介されたモデルから立て続けに連絡がきている。
筆者のSNSかなんかをみて15年以上前を思いだしたのだろうか、理由はよくわからない。
ひとりは引退後、出産し、医療系の国家資格をとって専門職として働いていた。もうひとりは二度結婚に失敗し、
水商売や風俗を転々として厳しいその後となっていた。中年になった彼女たちの近況を聞きながら、ひさしぶりに木田さんの姿がうっすらと浮かんだ。
木田さんはいつからか営業に来なくなり、筆者は2008年にアダルト関係の仕事はやめて人間関係も絶っている。
2021年、あれから十数年が経った。筆者は「パパ活女子」という本を書くことになった。
執筆の理由は渋谷、新宿、池袋などの副都心にパパ活カップルがあふれ、大学キャンパスでは女子大生たちが当たり前のようにパパ活の話をしていたからだ。
パパ活のことは全然わからない。取材しながら勉強しているうちにユニバース倶楽部のマーケッター女性と知り合うことになり、
ある日「弊社代表とランチどうでしょうか?」と誘われた。
マーケッター女性に指定された場所に行き、「弊社代表です」と紹介されたのはなんと木田さんだった。
驚いた。16年ぶりに会った木田さんはパパ活という言葉を生みだし、交際クラブを全国展開し、新卒700人のエントリーがあるユニバース倶楽部代表となっていたのである。
筆者はアダルト関係から距離を置いてから、高齢者福祉にかかわり、いまは貧困問題をテーマにするノンフィクションライターをしている。
東洋経済オンライン「貧困に喘ぐ女性の現実」、「東京貧困女子。」などを発表した。
パパ活がテーマとなったのは非正規雇用が発端となる女性の貧困、大学生たちがパパ活に没頭せざる得ない学生の貧困の延長としてはじまったことだった。
コロナ禍にパパ活という現象に入り込み、様々な当事者たちに会った。コロナでアルバイトを失った女子大生、
生活苦から抜けだせない非正規雇用者や保育士、もう少しだけ豊かになりたい医療従事者などさまざまで、パパ活女子は男性優位社会の日本の縮図となっていた。
結論からいうと、ユニバース倶楽部が「パパ活」という言葉を生みだしてから勃発したパパ活現象は起こるべくして起こったことであり、誰もとめられないということだ。
この数年のパパ活の激増は、日本の構造的な問題である。
日本の男性優位、格差、高齢者優遇社会は、コロナ前でいきつくところまでいっていた。コロナによって格差はさらに広がっている。
男女格差が明確な賃金だけでなく、大学学費、社会保障負担率などをみても、パパ活女子のボリューム層である20代前半~30代前半はもっとも不遇を強いられている。
学生生活を送るために、ほんの少しだけ豊かになるために、恵まれている高所得の中年男性から援助してもらいたいと思うのは必然なのだ。富の再分配である。
木田聡著「なぜ交際クラブ運営会社に新卒700人のエントリーがあるのか」(現代書林)は、2012年に創業した交際クラブ最大手ユニバース倶楽部10年間の足跡が記録されている。
パパ活という愛人マッチングを、健全なビジネスとしたいと思いを込めた木田さんとユニバース倶楽部の軌跡が書かれている。企業の書籍は本音と建前が乖離しているものが多いが、
いつ、どこから眺めても誠実なビジネスマンである木田さんの真面目さが、文章に滲みでている。
日本の衰退、女性の貧困化、格差はもう限界点だろう。これから物価高、円安、増税でもっと苦しくなる。
格差是正という視点から眺めると、パパ活による再分配は、もはや社会に必要不可欠な要素となっている。実際にパパ活がなかったら大学が成り立たない、という可能性すらもある。
パパ活は2016年に生まれたばかりの新しい言葉だ。言葉の意味の捉え方はメディアも含めてそれぞれで、現在は人やメディアによって管理売春や児童買春も含めて「パパ活」と呼ばれている。
言葉の意味が統一していなかったので、筆者は拙著「パパ活女子」でパパ活の定義をした。
①「デートして、その見返りに金銭的な援助をしてくれる男性を探すこと」そして②「第三者がかかわることなく、自己決定する」ことであり、
③「高校生ではない18歳以上」とした。①~③すべてに該当することがパパ活であり、該当しない行為はパパ活でないことになる。
「パパ活=売春」という人がまだまだたくさんいる。しかし、パパ活は成人男性と女性の自由恋愛であり、建前でもなんでもなく、売春ではないのだ。危機的な格差があるなかで、
せっかく活発に機能することになったパパ活という再分配機能をとめてはいけない、というのが筆者の考えである。
パパ活はアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなど、国による高等教育への公財政支援が低く抑えられている国のすべてで起こっている。
グローバルな現象だ。それらの国に共通するのは新自由主義を選択し、緊縮財政がすすんでいることが挙げられる。
パパ活は経済政策の副作用なので、それをやめさせるためには経済政策の転換が必要になる。
具体的には高等教育支援が充実し、大学が無償化すれば、女子大生によるパパ活は激減することは間違いない。倫理観や法律の問題を持ちだしても、どうにもならない。
パパ活は新自由主義社会における副作用であり、やめさせることができないとなれば、安心安全に出会って関係を築いていけるように整備、改善していくしかない。
男性と女性でニーズがズレている(恋愛したい男性、お金が欲しい女性)、不貞行為、報酬や条件をめぐるトラブル、納税など、まだまだたくさんの問題を抱えている。
パパ活は日本の歪みから生まれた男性と女性の欲望がカオスとなる、特殊で難しいマッチングである。関係がうまくおさまれば、それぞれが抱えている問題は解決する。
ベストな状態を目指して日々工夫と改善を繰り返している木田さん、そしてユニバース倶楽部の活動は、新自由主義国家におけるセーフティネットをつくる社会活動であり、
結婚制度の矛盾を埋める処方箋であり、目標1に「貧困をなくそう」と掲げるSDGs活動といっても、決して大げさではないのだ。
書評者 PROFILE
ノンフィクションライター
貧困や介護、AV女優や風俗など、社会問題をフィールドワークに取材・執筆を続けるノンフィクションライター。
現実を可視化するために、貧困、虐待、精神疾患、借金、自傷、人身売買など、さまざまな過酷な話に、ひたすら耳を傾け続けてつづけている。
著書に『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)、『崩壊する介護現場』(ベストセラーズ)、『日本の風俗嬢』(新潮社)、『名前のない女たち』シリーズ(宝島社)など多数。
社会の需要と自分の価値について一考する時間を貰えた一冊
ライター 佐々木 チワワ
都内のシックな喫茶店で作業をしていると、よく年齢の離れた男女のペアを見かける。
気まずい無言の空間。気遣いをしてほしそうな男性。
一緒にいることで十分価値があるでしょ、といったそっけない態度の女性。
しばらくすると男性が周囲を気にしながらそっと女性に丸めた紙幣を渡す―こんな悲しい「パパ活」の現場を幾度となく見かけている私にとって、本書は実に痛快なものであった。
旧来からあった「愛人」のような長期的なパトロン関係と、その場で「女体」を(できたら風俗よりも安く風俗よりも素人な女の子と)消費したい援助交際。
その中間に位置する「パパ活」というワードを生み出した交際クラブのどちらかというとビジネス書であり経営におけるダークなイメージとの闘い、
男女の間に入って調整するテクニックなどが体験談をもとに事細かく書かれている。
パパ活は交際クラブやマッチングアプリ、そしてSNSの発展によりよりお手軽なものになった。
誰でも自分を資本として売れるこの時代、ただ「女」であること、「容姿がいい」だけではなかなか稼げなくなっていくだろう。
相手は自分の何に価値を感じてくれているのか、自分が相手に提供できるものは何か。
風俗などのワリキリではなく今こそパパ活の需要があるのは、それだけファンタスティックなコミュニケーションを求めている人がいるということ。
社会の需要と自分の価値について一考する時間を貰えた一冊だった。
書評者 PROFILE
ライター
2000年生まれ、東京都出身。10代の頃から歌舞伎町に出入りをし、自殺を止めたことをきっかけに「歌舞伎町の社会学」を研究。
その傍らライター・コメンテーターとして多数のメディアに執筆・出演中。著書に「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認がある。
グランドジャンプにて「ヤマアラシのシーシャ」、週刊FRIDAYにて「令和4年、歌舞伎町は今」連載中。
近年の人材不足に悩む経営者の皆様、その悩みを解消する大きな鍵は若年者の採用です。 当社は交際クラブという業態を隠さず新卒採用マーケットに挑んだ結果、毎年800名以上の新卒者申し込みを頂くようになりました。 一昔前であれば敬遠されていたであろう業種も、今の若者にとってはチャンスと捉えられます。 御社の業態、業種でどのように新卒社員獲得へ動けるのか、お気軽にご相談ください。
■ 新卒採用コンサルティング料金
■ 特典
コンサルティングを受けた会社代表者様(男性)のみ、ユニバース倶楽部Blackクラスの男性入会金(33万円相当)を無料とさせていただきます。
20代女性との食事の席を通して若年者心理、駆け引きを学ぶ場としてご活用ください。